中華民国(台湾)と、南米のパラグアイ共和国は国交樹立60周年を迎える。パラグアイ共和国のオラシオ・カルテス大統領が11日から13日まで、関連の祝賀式典に参加するため、訪問団を率いて台湾を訪問することが明らかになった。
カルテス大統領の一行は台湾訪問期間中、台湾の重要な経済・文化関係のインフラ建設を視察するほか、台湾財界との交流を深め、両国の経済・貿易交流の向上を図る予定。
一行にはパラグアイ共和国のLuis Maria Benitez Riera最高裁判所長官、Juan Dario Monges上院議員、上院親台湾派議員連盟のVictor Bogado主席、Zulma Gomez上院議員、エラディオ・ロイサガ外相、ロペス・モレイラ官房長官兼文官長、Dario Filartiga大統領政治顧問、Arnaldo Franco大統領公設秘書、アントニオ・バリオス厚生相、グスタボ・レイテ産業通商相などの要人が含まれる。
カルテス大統領にとっては、2013年8月15日の大統領就任以来、3度目の台湾訪問となる。7月12日は中華民国とパラグアイ共和国が国交樹立60周年の節目を迎える日で、カルテス大統領がこの時期に台湾を訪問することは、歴史的意義を持つものと言える。
外交部(日本の外務省に相当)は、中華民国とパラグアイ共和国は長年、経済・貿易、医療、教育、軍事、農業など各分野で緊密な協力・交流を行っており、両国はこのゆるぎない友情を土台とし、今後も『堅実外交』の精神にのっとって、相互に利益を与えられる協力関係を築き、両国国民に恩恵をもたらしたい」としている。