中華民国（台湾）の先進的な医療技術と、「思いやりの心に国境はない」という精神を世界に示すため、外交部（日本の外務省に相当）は3月31日、新たに制作した国際医療に関する短編映像、『阿巒的作文課（ロアンちゃんの作文＝A Perfect Pair）』を公開した。外交部はこれにより、「健康は基本的人権である」という目標を実現するには中華民国（台湾）が世界保健機関（WHO）に参与する必要があることを世界にアピールする。
同映像の制作には2カ月が費やされ、制作チームはベトナムでロケを敢行した。主人公の阿巒は小さい頃から海綿状血管腫に苦しむ女の子。左足の切断を迫られたが、ベトナムにおける台湾企業が高額の医療費を寄付し、阿巒は台湾で難しい手術を受けることが出来た。手術は成功し、足の切断を免れた阿巒は行き届いた医療ケアの下、新たな人生を歩み始めている。
中華民国（台湾）の卓越した医療技術は世界に広く知られており、毎年大勢の外国人が台湾で治療を受けている。また過去半世紀以来、中華民国（台湾）が海外に派遣した医療人員のおかげで、健康を取り戻すことが出来た外国人は数百万人に上る。さらに、中華民国（台湾）が長年にわたって地域及び世界の防疫ネットワークの強化に果たしてきた貢献、並びにWHOの「ユニバーサル･ヘルス･カバレッジ（Universal Health Coverage, UHC）」政策に呼応して確立した完璧な「全民健康保険制度」（国民皆保険）など、いずれも中華民国（台湾）がその経験をWHO及び世界各国と共有し、国連によるSDGs（持続可能な開発目標）の第3項目達成を共同で実現する用意があることを示している。SDGsの第3目標とは、「あらゆる年齢のすべて人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」こと。
『阿巒的作文課』は動画投稿サイトのYouTubeにおける外交部の「潮台湾（Trending Taiwan）」チャンネル及びフェイスブックで見られるほか、外交部の公式フェイスブックの特設ページでも閲覧可能。
「阿巒的作文課」
日本語版