パプアニューギニアで15日に開催されたAPEC（アジア太平洋協力会議）閣僚会議で、台湾とロシアが「女性主導の零細・中小企業（MSME）のための融資計画」を提案し、中国を含む8つのエコノミーの支持を獲得した。
一部報道によると、今回のAPECでは中国が台湾の提案を封じ込めようとする動きを見せ、米国やオーストラリアなど台湾に友好的なエコノミーがこれに反発していた。これについて外交部（日本の外務省に相当）国際組織司の陳龍錦司長（局長レベル）は、「誤解も問題もすべて解決した。APECの枠組みの下で、台湾と中国が非常に良好でインタラクティブな行動を維持できるよう期待している」と述べていた。
15日に行われたAPEC閣僚会議ではその発言どおり、台湾とロシアが提案した「女性主導の零細・中小企業のための融資計画」がAPEC基金の支持を得ることに成功し、オーストラリア、チリ、インドネシア、日本、マレーシア、ペルー、ベトナムのほか、中国も提案に賛成した。
この提案は今年11月から2019年12月までの期間、シンポジウムや博覧会の開催を通して、APECエコノミーにおける女性企業家のために融資を獲得し、且つプラットフォームとしての役割を発揮し、女性企業家のために相互交流や協力する機会を与えるというもの。