インドネシアのスラウェシ（Sulawesi）島で今月15日未明、マグニチュード（M）6.2の強い地震が発生し、多数の死傷者が出た。また、多数の家屋が倒壊し、数千人が住居を失い、避難を余儀なくされている。中華民国（台湾）外交部の呉釗燮部長（=外相）は地震発生直後、外交部亜太司（=アジア太平洋局に相当）の曽瑞利司長に指示し、台北インドネシア経済貿易代表処（=台湾におけるインドネシア大使館に相当）のBudi Santoso代表（=駐台大使に相当）に電話でお見舞いのメッセージを伝えた。また、インドネシア政府が必要とする支援を行う用意があることを伝えたところ、Budi Santoso代表からは中華民国（台湾）政府及び国民からの早急の関心に感謝すると共に、中華民国政府の申し入れを直ちに本国に報告するとの回答を得た。
インドネシア政府に対しては、台北駐インドネシア経済貿易代表処（=インドネシアにおける中華民国大使館に相当）と台北駐スラバヤ経済貿易弁事処（=インドネシアにおける中華民国総領事館に相当）を通しても、中華民国（台湾）からのお見舞いのメッセージを伝えた。これらの在外公館が把握している情報によると、現在のところ現地に住む台湾人が被災あるいは死傷したという消息は伝えられていない。
外交部、台北駐インドネシア経済貿易代表処、台北駐スラバヤ経済貿易弁事処は今後も引き続き震災関連の状況の把握に努めると共に、インドネシアの関連当局やスラウェシ島に住む台湾人及び台湾企業関係者と連絡を取り合い、必要な協力を提供していきたいとしている。