中華民国（台湾）と中央アメリカのホンジュラス共和国は9日、国交樹立80周年を迎えた。蔡英文総統は事前に録画していた動画を通し、両国は重要な経済・貿易のパートナーであるだけでなく、互いに支えあう盟友でもあるとした上で、今後もこの関係を深化させ、国際社会にさらに貢献し、両国民のために最大限の福祉を促進したいと述べた。蔡総統の祝辞の概要は以下のとおり。
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本日は中華民国（台湾）とホンジュラス共和国にとって国交樹立80周年の記念日です。台湾の住民を代表して祝賀の言葉を述べ、皆さんと一緒にこの大切な日を祝うことができて光栄に思います。ホンジュラスは台湾にとって、中米における堅実なパートナーです。過去数年にわたり、両国はさまざまな領域で交流を深めてきました。双方の貿易総額は年々増加しています。ホンジュラスの対台湾貿易は、かつての入超から、現在は出超に転じており、さまざまな優れた製品が台湾に向けて輸出されています。
例えばホンジュラス産のバナメイエビは、台湾のバナメイエビ市場における重要な輸入元となっています。それからメロン、コーヒー、カカオなども、台湾の消費者に広く受け入れられています。
我々両国は互いに重要な経済・貿易パートナーであるばかりか、互いに支えあう盟友でもあります。昨年以降、新型コロナウイルス対策、あるいはホンジュラスの風災など、台湾はいつもホンジュラスのために物資を提供したり、経験を共有したりするなどして、数々の問題を克服してきました。これからも両国が合わせ、災害後の復旧のために協力し、ホンジュラスの国民が一日も早く正常な生活を取り戻せるよう取り組んでいきたいと考えています。
私たちはホンジュラスとの友好関係を非常に重視しています。また、フアン・オルランド・エルナンデス大統領とホンジュラス政府が、国際社会におけるさまざまな場面で台湾のために発言してくださっていることに感謝しています。
私たちはまた、これからもホンジュラスとパートナー関係を深化させ、一緒に国際社会のためにより多くの貢献ができるよう期待しています。