日本政府の台湾に対する新型コロナウイルスワクチン供与の第3弾、約100万回分が15日午後、桃園国際空港に無事到着した。中華民国（台湾）外交部は同日、ニュースリリースを発表し、日本政府に感謝した。ニュースリリースの概要は以下のとおり。
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6月4日以降、日本は台湾に対して短期間内に3回のワクチン供与を迅速に行い、その数は計330万回分を超えた。日本政府の台湾に対するたび重なる善行と時宜を得た支援に、外交部は台湾の政府及び住民を代表し、改めて心から感謝申し上げる。
台湾と日本は長い歳月をかけ、苦難を共に乗り越え、互いに支え合うという厚い友情をはぐくんできた。昨年、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）が始まって以来、両国は厳しい脅威と挑戦に直面しながらも、互いを鼓舞し、肩を並べて戦ってきた。台湾は日本にサージカルマスクや防護服などの防疫物資を無償提供し、あるいは台湾と日本が第三国に取り残された自国民を救出するために協力するなどして、互いに助け合い、協力し、そして双方の政府及び住民の強い絆を見せつけてきた。今回、世界でワクチンの供給不足が生じ、困難に直面する中、日本は具体的行動によって繰り返し台湾に支援の手を差し伸べ、何にも代えがたい温もりとエールを台湾に送り、台湾のワクチン接種率を効率的に高めてくれた。これは台湾の感染症対策に極めて大きく寄与するものである。日本の各方面の関係者たちが台湾のために奔走し、力強く支援してくれたことは、台湾と日本の末永く、堅実な友情を改めて認識させるものとなった。これは国際社会に対して、相互信頼と協力の最良の模範を示すものでもある。
まもなく東京オリンピックが開幕する。今回のオリンピックは、新型コロナウイルスと戦う人類の不撓不屈の精神を示すだけでなく、日本にとっては東日本大震災からの復興加速へ歩みだすマイルストーンとなるものだ。台湾の政府と住民は、東京オリンピックが無事開催されることを心から祈っている。同時に、全世界が一日も早く新型コロナウイルスの陰影から脱し、速やかに日常生活を取り戻し、そして経済活動を迅速に復活させ、国際間の交流を再開できるよう祈念している。
台湾は、日本とのゆるぎない友好関係を重視している。既存の盤石な土台の上で、引き続き台日関係を深化させ、その友好と協力を末永く発展させていきたい。