2024/05/20

Taiwan Today

外交

米下院議員団が台湾を訪問、米連邦議会議員の訪台は今月2度目

2021/11/29
台北賓館前でマーク・タカノ米下院議員(左)を出迎える外交部の呉釗燮部長(右)。(外交部)
アメリカのマーク・タカノ下院議員をはじめとする米下院議員訪問団が25日から26日にかけ、米専用機で台湾を訪れた。台湾滞在期間中は、蔡英文総統を訪問したほか、外交部の呉釗燮部長が主催する歓迎レセプションに出席。さらに、退役軍人に関する事務を取り扱う国軍退除役官兵輔導委員会(国軍退役軍人補助指導委員会)の馮世寬主任委員を訪問し、台米関係における重要事項について意見交換した。一行は台湾北部、桃園市のイノベーションハブ、虎頭山創新園区も訪れ、台湾の先端産業の発展状況について理解を深めた。
 
このたび訪台したのは、タカノ議員(カリフォルニア選出)のほか、エリッサ・スロトキン議員(ミシガン選出)、コリン・オールレッド議員(テキサス選出)、サラ・ジェイコブス議員(カリフォルニア選出)、ナンシー・メイス議員(サウスカロライナ選出)及び米連邦議会スタッフら17人。
 
外交部の呉部長は歓迎レセプションにおいて、タカノ下院議員ら一行の訪問は、緊密で友好的な台米関係を象徴するものだと語った。また、台米関係は盤石であり、米国は台湾における民主主義の成功や、台湾が米国にとり経済及び安全保障分野における重要なパートナーであることなどを複数回にわたり評価していると指摘。台湾は引き続き米国とのさらなる提携関係強化と国際社会に貢献できることを期待していると述べた。タカノ議員は、台湾の人々の民主主義を守ろうとする勇気と決意や、特に台湾が性的少数者の権利保障に取り組んでいることを高く評価し、これは台湾が人権を非常に重視していることの表れであると述べた。さらに、地域安全保障情勢や、台米の安全保障及び経済分野での協力などについて、活発な意見交換が行われた。
 
タカノ議員らの訪台は、米連邦議会議員による台湾訪問としては今月2度目。かつ、米下院議員らによる超党派の訪問団としては、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染爆発が始まってからは初めて。超党派の米連邦議会議員による台米関係への強い支持をあらためて象徴するものとなった。外交部はこの訪問に感謝の意を表し、今後も引き続き米国と連携しながら、台米間の緊密なパートナー関係をともに深めたいとしている。
 

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