2024/05/02

Taiwan Today

外交

WHO総会へ未だ招待されず、外交部が遺憾と不満の意を表明

2022/05/20
WHO(世界保健機関)が今年の総会(WHA)に台湾を招いていないことに対し、中華民国外交部が19日、プレスリリースで遺憾と不満の意を表明した。(外交部)
WHO(世界保健機関)が今年の総会(WHA)に台湾を招いていないことに対し、中華民国外交部(日本の外務省に相当)が19日、プレスリリースで遺憾と不満の意を表明した。以下、その内容。
 
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第75回WHO総会は5月22日から28日までスイスのジュネーブで開催される。今回の総会は2020年に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が始まって以降、初めて集合型の会議(リアル会議)に戻して行われる。各界がWHOのテドロス事務局長に対し、我々を総会に招くよう働きかけたにもかかわらず、19日の時点でWHOはそれに応じていない。外交部は誠に遺憾である。
 
WHOが中立とプロフェッショナルの原則を守らず、台湾がWHO及びWHO総会に参与することの必要性と切迫性、ならびに国際社会からの幅広く断固とした台湾支持の立場を無視し続け、台湾をオブザーバーとしてWHO総会に招くことをまたもや拒絶したことに対し、外交部は不満と遺憾の意を表明する。
 
WHO会員国である国交樹立国(中華民国と正式な外交関係を結んでいる国)13カ国はWHO事務局に対して「台湾をオブザーバーとしてWHO総会に招く」提案を行い、同時に「補充項目(supplementary item)」として同案をWHO総会全体会議の議事日程に加えるよう要求した。この提案が加えられるかどうかはWHO総会の総務委員会と全体会議で議論される。国交樹立国が示した台湾への揺るがぬ支持に対し、外交部は心からの謝意を表する。
 
WHO総会参与に向けた我が国の決意を示すため、政府は「WHO行動団」を組織する。衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の李麗芬政務次長(副大臣)が同行動団を率いてジュネーブを訪れ、各国の代表団とコロナ対策など世界の公衆衛生問題を議題にして交流する。外交部と衛生福利部はこれからも国交樹立国ならびに理念の近い国々と緊密に連携しながら全力でWHO及びWHO総会への参与を目指し、国民の健康の安全と福祉を守っていく。
 
 

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