Taiwan Today

米上院は26日、中華民国台湾の、国連の専門機関である国際民間航空機関（ICAO）のオブザーバー参加を支持する17号決議案を口頭投票により全会一致で可決した。 同決議案は議員連盟「上院台湾連線（上院台湾コーカス）」の共同議長、ロバート・メネンデス議員（民主党、ニュージャージー州選出）が5月12日に提出、超党派の議員12人の連名による支持を獲得した。 同決議文のポイントは3点。１．台湾のオブザーバー参加は、ICAOが目指す目標の達成に寄与するだけでなく、航空安全への脅威の処理に関する世界戦略をより大きな成功に導くものである。2．米政府は台湾のICAOオブザーバー参加に関し、率先して世界の支持を取り付けるべきである。3．米国務省は米政府が台湾のICAOオブザーバー参加支持に向け払った努力について、米議会で報告または諮問を行うべきである。 米議会による台湾のICAOオブザーバー参加支持は、下院でも昨年7月29日、266号決議案として全会一致で可決された。上院では前年度にも266号決議案として提出され、議員24人の連名による支持を獲得している。 外交部は27日、「米議会が再度にわたり、超党派かつ具体的な行動でわが国のICAO参加を支持したことに衷心より感謝の意を表する」と発表した。中華民国台湾の駐米大使館に相当する駐米台北経済文化代表処も同様に謝意を表明している。