2024/05/06

Taiwan Today

外交

馬総統:世界に台湾の成果と貢献知らしめよ

2011/08/17
馬英九総統は16日午前、「中華民国百年駐外使節会議」の開幕式に出席、外交人員が「活路外交の推進」、「国際的イメージの向上」、「リスク管理の強化」、「国民への奉仕」の四大目標に向けて努力するよう激励、台湾の成果と貢献を世界の人々に知らしめるよう期待した。 馬総統は、総統に就任して以来、「活路外交(Viable Diplomacy)」構想を打ち出し、互恵原則の下、中国大陸との「友好国の奪い合い」を止める一方で、世界で普遍的な価値の上での良性の競争を進めていると説明。国際的なデザインコンペティションや発明コンクールで、中華民国台湾の若者の受賞が相次いでいることを例に、「これら“ソフトパワー”こそ世界を感動させ、尊敬を集めるのだ」として、中国大陸を含む全世界と、ソフトパワーで競い合っていくことこそ正しい道であるとの考えを示した。 中国大陸との関係発展について馬総統は、中華民国は憲法の枠組みの下で、台湾海峡両岸が「統一しない、独立しない、戦わない」という現状を維持し、また、「92年コンセンサス(「一つの中国」の解釈を各自がそれぞれ表明する)」を基礎に両岸平和を発展させていくと強調。 馬総統は、「砲火外交」、「金銭外交・小切手外交」は二度と繰り返してはならないとして、中華民国の外交を正常化する必要性を指摘、平和と人道援助、文化交流、ハイテクとビジネスチャンス、中華文化の普及などの領域で競争してこそ、世界に台湾の誇りと情熱を感じさせられると説明した。 馬総統はそして、新興工業国である中華民国の対外援助はOECD(経済開発協力機構)の基準に従えばGDP(国内総生産)の0.7%でなければならず、現時点ではまだ開きがあるとして、効果的な援助に一層努力していく姿勢を示すと共に、ハイテクと思いやりで開発途上国に協力することが世界の尊敬と感動につながるとの考えを示した。

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