2024/05/02

Taiwan Today

外交

台湾のエイズ感染対策の効果、APEC会議でも評価

2011/08/19
行政院衛生署疾病管制局は毎年、感染防止のポスターを制作し、PRに努めている。
行政院衛生署疾病管制局(疾管局)は18日から2日間に渡り、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のメンバーによる「HIV/エイズのハームリダクション(健康被害を行動変容などにより予防または軽減する公衆衛生学の手法)の取り組みに関するAPEC会議(APEC Conference on Harm Reduction Approach to HIV/AIDS Control)」を台北市で開催。オーストラリアや米国、マレーシア、インドネシア、中国大陸、タイ、日本など13経済体の代表30人、および国内の専門家77人が会議に参加した。 会議は「ハームリダクションの進展」、「ハームリダクションの課題」、「注射器による薬物使用者(IDU)とその他高危険群の疫学と治療および予防」といったテーマで討議や、各メンバーの取り組みの紹介が行われる。 疾管局のエイズ対策は近年効果を上げており、アジア・ハームリダクション・ネットワーク(AHRN)から、台湾の取り組みは他メンバーにおける予防や治療にも寄与するものだと評価されている。会議ではこの分野の権威による講演のほか、メタドン代替薬物療法を行っている台湾の医療機関の視察も予定している。 疾管局はこの会議の開催を通じ、APECメンバーとの交流を深め、開発途上にあるメンバーのエイズに関するハームリダクションを支援するとともに、APECの公衆衛生分野への参画を拡大したいとしている。

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