2024/05/05

Taiwan Today

外交

APECエネルギー相会合、米国などと合意形成

2011/09/20
APECエネルギー・交通相会合に中華民国(台湾)を代表して出席した施顔祥経済部長(右)。(経済部提供、中央社)
アジア太平洋経済協力会議(APEC)エネルギー・交通相会合に出席するため、米サンフランシスコを訪問していた経済部の施顔祥部長率いる代表団が、このほど帰国した。経済部は「わが国の代表団は米国や中国大陸、フィリピンの担当相らとそれぞれ二者会談を行い、双方のエネルギー協力において多数の共通認識を得た」と表明した。 米国との間では、双方が将来的に最先端エネルギー技術の協力を強化することで合意。中国大陸とは「両岸架け橋プロジェクト」を基礎として、太陽光発電や発光ダイオード(LED)、洋上風力発電、電気自動車、グリーン建築などの分野で協力を進める。フィリピンとは地熱発電の開発について意見交換を行い、今後視察団を組織しフィリピンで蓄積したノウハウ研究や交流のため同国を訪問する可能性もある。 経済部代表が出席した12日午後のエネルギー政策円卓会議は、「多元的で安定した経済の回復:エネルギー確保による成長促進」をテーマに行われた。開会にあたり、米国の経済・エネルギー・農業担当国務次官、ロバート・D・ホーマッツ氏が、米国はエネルギーの安全、気候変動、(持続可能な成長のあり方を追求する)グリーン成長戦略を三本柱として取り組むと表明。施経済部長は「技術が与える影響―APECの成長促進」をテーマとした話し合いでパネリストを務めた。施部長は「わが国はグリーン成長戦略を推進力として、今後の経済発展のきっかけにつなげる」と表明した。また、イノベーション技術とコスト低減が今後、グリーン産業発展の鍵となると指摘し、国内でのグリーンエネルギー発展の流れや見通しを説明した。

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