2024/05/06

Taiwan Today

外交

服部・前交流協会会長、馬英九総統から叙勲

2011/10/05
叙勲を受けた服部前交流協会会長(左)と馬英九総統(右)。(中央社)

馬英九総統は4日午前、台日の実質的な友好関係の促進に卓越した貢献があったとして、日本の対台湾窓口機関、交流協会の服部禮次郎前会長に「大綬景星勲章」を授与した。

叙勲式は総統府で午前11時に行われ、国家安全会議の胡為真秘書長や、中華民国(台湾)の対日本窓口機関、亜東関係協会の彭栄次会長、交流協会台北事務所の今井正代表らが出席した。

服部前会長は謝辞の中で、これまで交流協会の会長職を18年務め、その間に双方の友好関係をより深められたことは大変光栄に思うと述べた。また、10月10日の国慶節(建国記念日)を目前に控え、馬総統から直々に叙勲を受けたことは、人生最大の栄誉だと語った。

馬総統は、服部前会長の尽力で両国の友好関係がより深まったことを高く評価。「わが国の国民の日本観光に対する査証(ビザ)免除措置の実施、運転免許証の相互承認、いわゆる『ワーキングホリデー協定』の締結、台北駐日経済文化代表処の札幌事務所設立、台北松山空港~東京羽田空港間の航空直航便就航、台日間の覚書15項目の締結、日本での『海外美術品等公開促進法』の成立など、任期内に達成した業績は敬服に値する」と称えた。

「大綬景星勲章」は公務に就く人物に与えられるもので、2009年に王貞治ソフトバンク会長も受けた勲章。国家の政務において叙勲に相応する貢献のあった公務員や、国家に大きく貢献した国民または外国人(公務に就く人物、および公職者)が対象となる。「景星」とは徳の星を意味し、『史記・天官書』の「天精而見景星、常出現於有道之国(景星は晴天に見られ、道を有する国にのみ出現する)」に由来している。

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