台北市政府の「無線ネットワーク都市」への取り組みが再び海外から評価された。台北市政府は昨年10月、FutureGov（「未来政府」）より、「相互連結政府（Connected Government）賞」を受けたのに続いて、今年10月14日には、「スマート都市への推進-公共サービスの革新的統合（「UI-Taipei Initiatives」-Trans
forming Government Public Service through Innovation）」で、「サービス革新賞（Service Innovation Award）」を受賞。FutureGovはこの賞で、台北市政府が企業向けと市民向けの公共サービスの開発と提供に全力で取り組んだ卓越した業績を表彰した。
台北市政府資訊（情報）処によると、「UI-Taipeiスマート都市」計画は独創的な思想と戦略をもって、市民がどこでも受けられる多元的なサービスを発展させ、無線ネットワークの充実した知能型都市を目指すもの。UI-TaipeiのUはUbiquitous（至る所に）、IはIntelligent（知能型）。ブロードバンドネットワークを利用した24時間の市民サービスや、公共無線ブロードバンドネットワークの整備、市民のデジタル生活の応用レベル引き上げなどが柱になっている。
FutureGovが主催する未来政府賞（Futue Gov Awards 2011）は今年で5回目。狙いは、政府、教育、医療保健など公共部門の優れた行政計画と執行を促すこと。また、2005年からは、アジア太平洋地域から公的機関の情報化に関する傑出したケースに賞を与えている。今年は中華民国（台湾）の他、シンガポール、韓国、マレーシア、オーストラリア、中国大陸など16の国と地域から498件の計画案がエントリー、17の賞を争った。