外交部の楊進添部長は19日、立法院外交及び国防委員会で予算報告を行った。席上、楊外交部長は、中華民国の南シナ海の島々に対する立場は固く、その主権は中華民国に属するというものだと強調。議論を求めてくる国々すべてに対して、冷静さを保ち、理性的に争いを棚上げし、平等互恵の原則で共同開発することで、資源を分かち合おうと呼びかけた。楊外交部長は、平和的な方式でなければ真の問題解決は実現しないとしている。
楊外交部長は、南シナ海に関する議題について、周辺国家による議論に積極的に参与していくと説明。各国政府が行う二次的ルートの討論などでも、相手国の政府と密接な関係を持つ学者や専門家を通じて台湾の声を伝え、フィリピンやシンガポール、ベトナムが開催する各種シンポジウムにも外交部はいずれも人員を派遣していると述べた。11月にはインドネシアで南シナ海に関するシンポジウムが開催される。外交部では、政府関係者と学者による代表団を参加するという。