高雄市は24日、韓国で行われたICLEI(持続可能性を目指す自治体協議会)による国際会議、「エコモビリティ2011~持続可能な都市の未来を目指して~」に参加、世界13都市の市民団体と共に、国際エコモビリティ連盟宣言に、台湾の都市として初めてサインした。エコモビリティとは、環境配慮型の交通のこと。
「エコモビリティ2011」は22日から24日まで韓国のチャンウォン市で開催され、高雄市の劉世芳副市長は高雄市のエコモビリティ政策について紹介。劉副市長は、高雄市におけるオートバイは220万台に上り、空気を汚染する気体の総排出量のうち移動汚染源が3割を占めると説明、汚染性の交通機関を使用する市民の習慣を変える必要があると強調した。
劉副市長は、高雄市では台湾で初となる自転車レンタルシステムを完成させており、市民は将来、新交通システムで使用するカードで自転車も借りられるようになると説明、高雄市では温室効果ガス排出量の減少に努め、2020年には30%の削減を実現したいと希望した。
劉副市長は世界13都市の市民団体と共に、国際エコモビリティ連盟宣言にサイン、今後は歩行と自転車、そして低CO2の乗り物を主とした、新たな交通機関を提唱していくことになる。