2009年に高雄市で行われた国際的なスポーツイベント、ワールドゲームズのために建てられた「国家体育場(ナショナルスタジアム)」が、2011年リブコムアワード(LivCom Awards 2011:The International Awards for Liveable Communities)に参加。26カ国、77都市が参加したプロジェクト賞(Environmentally Sustainable Project Awards)建築部門で金賞を獲得した。「国家体育場」は日本の伊東豊雄さんによる設計。
リブコムアワードは国連環境計画UNEPが提案する、世界で唯一の、全面的に環境管理と居住に適したコミュニティー建設を提唱する国際コンテスト。主催者のThe International Awards for Liveable Communitiesは1997年に設立され、本部は英ロンドン。このコンテストの目標は、最良の実践経験と革新意識、指導方式をもって、住民がより活力を持て、継続可能な環境保護発展モデルを持つコミュニティーを提供した事例を表彰し、生活のクオリティーを向上させること。賞は都市賞とプロジェクト賞、助成賞(Bursary Awards)に分かれている。15回目の今年は韓国のソウル市松波区で行われた。
今回のリブコムアワードで、高雄市は建築金賞の他、翠華路サイクリング道路専用橋が金賞、中都湿地が銀賞、後勁渓整備及び益群景観橋が銅賞を獲得した。
また、台南市金華里は都市賞(Whole City Awards)のA類コミュニティー(人口2万人以下)で2位の銀賞を獲得。台湾の都市として同部門で初の受賞となった。