中華民国（台湾）とドイツの「所得税とキャピタルタックスの二重課税回避及び脱税防止協定」がドイツ･ベルリンで12月19日に、また、台北では12月28日にそれぞれ署名された。同協定は双方の国内法定手続きを終えてから、互いに通知することで正式に発効する。
ドイツは台湾にとってヨーロッパ最大の貿易パートナー。昨年の台湾とドイツの貿易総額は148億米ドルで、前年比で約42％成長している。
現在、陽明海運、世界最大の電子機器受託生産企業とされる鴻海、コンピューターメーカーのアスースなど、台湾の企業200社あまりがドイツに投資、もしくは拠点を設けている。ドイツ企業では、シーメンス、バイエル、ドイツ銀行、メルセデス・ベンツなど約250社が台湾に投資。ドイツの対台湾投資金額は累計19億米ドルで、ヨーロッパでは3位。台湾からの投資は約1億米ドル。