2024/05/02

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台中市が「世界インテリジェント都市」のトップ7入り

2012/02/07
台中市の国立自然科学博物館から市民広場に続く全長1.7キロメートルの経国緑園道。(台中市政府サイトより)

台中市はこのほど、インテリジェント・コミュニティ・フォーラム(ICF)による評価で、参加した400都市のうち、「トップ7都市(The TOP 7 of 2012)」に選ばれた。台中市はトップ7都市のうち唯一のアジアの都市。このほか、米国のテキサス州オースティンとカリフォルニア州リバーサイド、フィンランドのオウル、カナダのケベック・シティーとセントジョン、ストラトフォードが選ばれた。

21世紀のコミュニティの経済と社会の発展を研究するシンクタンクで、各都市によるブロードバンドと情報技術の利用に関する調査をもとに、インテリジェント都市の表彰を行っているICFによると、台中市が選出された理由は大きく分けて以下の3項目。

①2010年の県・市合併により、市の面積は2,000平方キロメートル以上に拡大したが、合併により二酸化炭素(CO2)排出削減や持続可能な都市づくりのほか、民間企業や政府機関、交通網、ハイテクパークなどにおいてさらに効率的で総合的な発展のきっかけが創出された。
②民間業者の力を活かしながらブロードバンドネットワークの構築を進め、高速無線通信規格WiMAXのカバー率は既に80%に達し、5年以内に100%に達する見通し。
③同市および、工業技術研究院によるi236計画推進事務室が共同で、「台中市精密機械科技創新園区」をスマート産業クラスタ(i-Park)の実験エリアとし、安全・安心と作業効率を主軸に、工程データバンクとスマート型省エネなどの応用を進め、大型精密機械メーカー47社が導入した。これにより、調達や研究・開発のコストを削減できたほか、市場ニーズにさらに寄り添うとともに、情報技術の応用で産業の競争力を向上させ、産業クラスタの高度化を促進した。

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