行政院新聞局の楊永明局長は10日、米カリフォルニア州議会が9日（米西部時間）、同地で新聞局による台湾グルメ「牛肉麺」のPR活動を行っている料理人、侯圳生氏の表彰を決議したことを明らかにした。決議文は、「侯氏は自身が受賞した牛肉麺メニューを米国で披露した。台湾はカリフォルニア産の牛肉および小麦の重要な市場であり、これを大いに歓迎するものである」と指摘した。
2011年台北国際牛肉麺カーニバルのしょうゆスープ部門で1位を獲得した侯氏は9日、米サンフランシスコ郊外のグーグル本社（カリフォルニア州マウンテンビュー）の社内カフェテリアでゲスト料理長として牛肉麺を振る舞い、1,000人が詰め掛ける盛況となった。また、新聞局の駐サンフランシスコ台北新聞処が企画したフレンチレストラン「ロリビエール（L'Olivier）」での牛肉麺PRキャンペーンも多くの人が押し寄せ盛り上がったという。
侯氏はこの後、米西部で2度のデモンストレーションを行ったのち、ワシントンのフリーア美術館と旧大使公邸「Twin Oaks Estate（雙橡園）」でさらに牛肉麺のおいしさをアピールする。
楊局長は、「豊かで多元的な台湾の美食は、国際社会に向け台湾を紹介するのに最もふさわしい代弁者だ。台湾の美食を味わえば、その源をさかのぼり、文化的な意義を探求することができる。美食が持つ外交ソフトパワーを活かすため、新聞局が昨年11月から開設した多言語による美食紹介サイト『台湾ごちそうナビ（台湾美食文化網）』は広く好評を得ている。これに続く国際マーケティング活動として、台湾ならではのグルメ、牛肉麺を米国でPR、また違った方法で美食を通じて国際社会に台湾を理解して欲しい」と述べた。