2024/04/29

Taiwan Today

外交

次期駐日代表に沈斯淳・外交部常務次長

2012/02/29
「半年後には日本語での講演も行いたい」と意欲をみせる沈次期代表。(中央社)

外交部は28日、在日大使館に相当する台北駐日経済文化代表処・馮寄台代表(大使)の退職が受理され、後任に同部の沈斯淳常務次長(日本の外務事務次官に相当)を充てるとした総統府の人事を発表した。同部によれば、既に馮代表および沈次期代表、台北駐日経済文化代表処や外交部の関連部署に通知、日本の対台湾窓口機関、交流協会へは駐日代表処を通じて伝達された。

沈次期代表は同日、「馮代表は台日関係において良好な基礎を打ち立てた」と指摘、自身が駐日代表を引き継いだのちには、双方の多層的で多面的な関係を強化・促進した上で、これまでにない高度なものとするべく、引き続き努力するとの決意を表明した。

就任後の重点的な仕事について沈次期代表は、台日関係において積み重ねられた良好な基礎と成果を根とし、今後はこれをさらに育て、国会や地方の交流、産業協力、観光を通じた交流・往来など、すべての面で引き続き努力したいと強調した。

沈次期代表は、2010年5月から2年近く外交部常務次長を務め、日本・アジア太平洋地域業務の監督・指導を担当し、対日関係にも明るい。また、長年にわたり独学で日本語を学び、対日業務や台日関係の発展に関する研究を多く手掛けるほか、国際関係やアジア太平洋地域の情勢にも詳しい。

国立台湾大学政治学科卒で現在58歳の沈次期代表は、外交官として1979年から外交部に32年間勤務。これまで同部で国際組織司科長、専門委員、副司長、駐バンクーバー弁事処処長、駐カナダ代表処副代表、国際組織司司長、亜西(西アジア)司司長、駐チェコ代表処代表、主任秘書を歴任し、外交官としての経験と訓練を十分に積んでいる。

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