2024/05/05

Taiwan Today

外交

中華民国、ブルキナファソと共同コミュニケを発表

2012/04/12
馬英九総統(左)とブルキナファソのコンパオレ大統領(右)は共同コミュニケにサイン。(中央社)

馬英九総統は訪問先のブルキナファソで、11日午前(現地時間)、同国のブレーズ・コンパオレ大統領と共同コミュニケにサイン、両国は協力関係を深めることに尽力し、両国国民の絆を強めると改めて宣言した。馬総統はサインを終えると、マリから約4万人の難民がブルキナファソとの国境に押し寄せている問題の解決のため、100万ユーロを提供してブルキナファソに協力すると明らかにした。

馬総統によると、中華民国(台湾)は同問題解決に向けて、すでに60万ユーロを提供済みだが、さらに100万ユーロを積み増す。マリからの難民に必要な援助は約1億ユーロとされ、馬総統は、各国が共同でブルキナファソに協力するよう呼びかけ、この問題に対する国際社会の重視を喚起した。

共同コミュニケ後の合同記者会見で馬総統は、中華民国は、正式な国交を有する23カ国との関係を引き続き固めていくと同時に、実質的な関係の強化にも努めるとし、中華民国が国際社会で孤立しないことが、台湾海峡両岸関係の平和的な発展につながると強調した。

ブルキナファソの公用語であるフランス語と、中国語の二種類が作成された共同コミュニケで、馬総統は、中華民国がブルキナファソの発展過程において、忠実なパートナーの役割を演じると共に、発展の経験を分かち合い、同国の発展に向けての努力を引き続きサポートしていくことを約束した。具体的にはブルキナファソの学生の台湾における研修、職業訓練計画の充実、農業の現代化、インフラ建設、医療衛生体系の改善、太陽エネルギーの運用などが挙げられている。

馬総統はブルキナファソの軍隊の礼式による見送りを受け、3泊4日の訪問日程を終了、現地時間11日正午12時30分(台湾時間11日午後8時30分)に次の訪問先、ガンビアに向けて出発した。

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