馬英九総統は25日、台北で行われた「2012年アフリカ・デー」の祝賀パーティーに出席した。馬総統はあいさつで、アフリカの友好国が国際社会においてわが国のために発言を行っていることに謝意を述べ、現地の学齢期の子供にソーラーデスクランプを贈る計画をさらに拡大すると強調した。
馬総統は、「アフリカ・デー」は「アフリカ統一機構（African Unity）」の設立を記念したもので、これが後に「アフリカ連合（African Union）」に発展、欧州連合（EU）に続く地域統合の重要な規範となっていると指摘。また、アフリカ連合の発展の過程において、アフリカ諸国とアフリカの人々の独立・自主、進歩・繁栄を追い求める努力や、結束力、協力発展の未来がうかがえると述べた。
さらに馬総統は、アフリカの友好国とわが国は、民主主義や平和、繁栄といった核心的な価値を共有し、今後もより豊かな協力関係を築いていくとの方針を示した。また、友好国が、国際社会においてわが国のために発言し、国際民間航空機関（ICAO）や国連気候変動枠組み条約（UNFCCC）といった重要な国際組織へのわが国の参加を支持していることについて謝意を述べた。