学生の中から選ばれた青年大使が、各国で文化交流を行う「2012年国際青年大使交流計画」が6月からスタートする。外交部の柯森耀常務次長（外務事務次官に相当）によると、同計画は今年、4年目を迎え、派遣先にトルコやチリ、イスラエルなどの国が新たに加わり、青年大使らが文化交流を行う。
外交部は29日午前、交流計画のスタートを前に、国立台北科技大学で青年大使の旗授与式を開催。6月から8月にかけ、正式な国交のある21カ国、および交流の深い17カ国に派遣される青年大使43チームにエールを送った。
柯常務次長は、国際青年大使計画は2009年から始まり、学生の中から選抜された青年大使によって、多元的な文化交流を行うものだと説明した。当初は南太平洋の正式な国交のある6カ国との交流から始まった同計画は、徐々にアフリカや中南米の国交のある国も加わり、ここ2年は正式な国交のない国にも広がっている。
今年、青年大使に応募した高等教育機関の教師・学生による団体の数や人数は過去最高となった。また、初めて交流先に加わった国は、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ブルネイ、トルコ、イスラエル、ドイツ、スペイン、イタリアなどとなっている。