2024/04/30

Taiwan Today

外交

台湾、かんばつで食糧不足の東アフリカを米で支援

2012/06/04
中華民国(台湾)は食糧不足に苦しむ東アフリカを白米で支援する。(中央社)

外交部、中華民国赤十字会総会、アメリカのNGO「Feed The Children(FTC)」は1日、台中港のコンテナ集積場で、東アフリカの難民を支援するための米の出荷セレモニーを行った。3回に分けて合計1150トンの白米を送り、ケニア国境付近の難民らを支援する。7万人が恩恵を受けると見られている。

東アフリカのケニア、ソマリア、エチオピアでは昨年7月以来、過去60年で最も深刻なかんばつが発生、1300万人が居住地を離れざるを得なくなっている。ソマリアからは大量の難民がケニアとの国境に押し寄せ、食糧不足が深刻に。国連世界食糧計画(WFP)の予算縮小もあり、現地はますます予断を許さない状況になっているという。

外交部はこのため、中華民国赤十字会総会と共同で65万ドルを拠出、アメリカのFTCが海運などの費用を負担する形でこれに協力し、ケニアにおける難民への食糧支援が実現することになった。1150トンの米は、30キロと3キロの2種類の袋に詰められ、3回に分けてケニアに送られる。袋には、「Love from Taiwan」という文字が印刷されている。

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