2024/05/05

Taiwan Today

外交

馬総統、日本SGIの池田副会長と会見

2012/06/05
馬英九総統(右)と、総統府を訪れた日本の創価学会インターナショナルの池田博正副会長(左)。(中央社)

馬英九総統は4日午前、総統府を訪れた日本の創価学会インターナショナル(SGI)の池田博正副会長ら一行と会見し、同会が取り組んでいる各種の公益活動や災害救助などの社会貢献について評価の意を示した。

馬総統は、「創価学会は長年にわたり公益や教育、宗教などの分野で尽力し、16年連続で内政部『社会優良団体賞』、8度の教育部『社会教育推進功労団体賞』、9度の内政部『業績優秀宗教団体賞』を受賞した」と指摘。また、同会が1999年の台湾中部大地震や2009年の台風8号による水害などにおいて、台湾の災害救助に寄与したと述べた。

さらに馬総統は、台日間には正式な外交関係はないものの、台湾にとって日本が第2の貿易相手国であり、日本にとって台湾が第4の貿易相手国であるなど、実質的には密接な関係を築いていると述べた。また、観光での交流も盛んで、お互いに第2の海外旅行先となっており、2009年からはいわゆる「ワーキングホリデー協定」や「台日投資取決め」、「オープンスカイ(航空自由化)協定」など、相次いで重要な協定を締結したと語った。馬総統はまた、日本の北海道で台北駐日経済文化代表処札幌分処が設立され、日本が在日台湾人の外国人登録証の表記の規定を修正、台北松山~東京羽田間で直行便が就航するなどの台日関係における画期的な成果を挙げた。

また、昨年には日本統治時代に台南の水利事業に貢献した八田技師を記念した、八田與一記念公園が落成、供用を開始したことにも触れた。さらに、日本の国会では「海外美術品等公開促進法」が成立し、台北の故宮博物院の所蔵品の日本での展示において障害が取り除かれ、2014年にも日本展示が実現する見通しだと指摘。馬総統は「これらの成果は、台日双方が、1972年の国交断絶以来、過去40年でいまだかつてない密接な関係を築いていることを示すものである」と語った。

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