外交部は12日、6月下旬にロシアのサンクトペテルブルグで開かれる、アジア太平洋経済協力（APEC）のエネルギー担当相会合、鉱業担当相会合、女性と経済フォーラム（WEF）及び健康と経済サミットの4会議に、中華民国(台湾)からも閣僚が参加すると明らかにした。
エネルギー担当相会合は6月24日と25日に開催。台湾からは経済部の杜紫軍・次長が代表団を率いて参加する。会議のテーマは、「エネルギーの安全：挑戦と実行可能な戦略」。鉱業担当相会合は6月27日と28日で、同じく杜・経済部次長が参加する
APEC女性と経済フォーラムは6月28日から30日までで、テーマは「女性と革新による経済成長」。行政院労働者委員会の王如玄・主任委員が代表団と共に参加する。
APEC健康と経済サミットは6月27日に、APECの保健作業部会（HWG）と生命科学イノベーションフォーラム（LSIF）が共同主催。テーマは、「健康な命の旅への投資」。行政院衛生署の邱文達署長が招きに応じて代表団と共に参加、「疾病による経済的負担の減少に向けての生命のアプローチ」と題して講演する。
外交部ではまた、国連の専門家による訪問団一行7名が6月18日から23日まで台湾を訪問すると明らかにした。メンバーは国連システム学術評議会（ACUNS）、合衆国平和研究所紛争分析および予防センター、大西洋評議会、コロンビア大学、ニューヨーク市立大学、ラトガース大学、シートン・ホール大学の学者たち。
一方、外交部によると、欧州復興開発銀行（EBRD）、及び西バルカン地区で支援を受ける国々の情報通信視察団一行44名が2日より10日まで台湾を訪問した。視察団は、西バルカン地区のアルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニア、コソボ、モンテネグロ、セルビアの7ヵ国における情報通信会社の幹部及び欧州復興開発銀行の各国における代表ら。
欧州復興開発銀行では、実地視察により、台湾の情報通信産業への理解を深め、台湾と西バルカン地区の情報通信産業に関するビジネスチャンスのマッチングを加速したいと希望、台湾と欧州復興開発銀行との協力関係強化にも期待した。