2024/05/07

Taiwan Today

外交

海巡署、釣魚台関連の日本側報道に反論

2012/06/27
海岸巡防署は、「日本の領海内で航行」との報道に反論、衝突も無かったと主張した。図は台湾と釣魚台列島の位置関係を示すもの。(内政部サイトより)

行政院海岸巡防署(海巡署)は26日、日本の報道機関による、「台湾の巡視船が26日午後に、沖縄県の尖閣諸島沖の日本の領海内を約30分間、航行した」との報道に対し、誤った報道で遺憾だとして、適切なルートを通じて厳重に抗議することを明らかにした。「尖閣諸島」は釣魚台列島のこと。

海岸巡防署では、「同署海洋巡防総局第一(基隆)海巡隊巡護6号は25日12時から28日12時まで、行政院農業委員会漁業署に協力し、漁業署の観察員2名が同乗する中、わが国の暫定法執行ライン内の北方海域における漁業護衛勤務を行っている」と説明。

巡護6号の航跡図によると、同任務では6月26日12時31分、赤尾嶼(日本名:大正島)に最も近づいた。赤尾嶼からの距離は6.5海里(北緯25度55分、東経124度26分)、釣魚台(日本名:魚釣島)からは58海里。13時31分には同任務での最北地点、赤尾嶼の西北12.5海里(北緯26度02分、東経124度24分)に達した。釣魚台からは57海里。

海岸巡防署では、任務を終えて引き返す際、14時10分に赤尾嶼から12.5海里(北緯25度59分、東経124度22分)、釣魚台から55海里の地点で日本の海上保安庁のPL-63公務船と遭遇したが衝突はせず、日本側の報道にある、「(台湾の巡視船は)警告を受けてから退去した」状況もなかったと説明した。海岸巡防署は、日本側の誤った報道に対して深い遺憾の意を表すと共に、適切なルートを通じて、厳重な抗議を行うとしている。

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