外交部アフリカ司の徐勉生司長は28日、アフリカに位置する友好国、ガンビアの海上警備力強化に協力するとして、海上での不法活動取締りのための成功級巡視艇を3隻寄贈すると明らかにした。
徐勉生司長が28日午前の記者会見で説明したところによると、ガンビアの港では警備力不足のため、密輸や不法な漁の取締りが難しく、中華民国はこれまでに海鴎級巡視艇を4隻寄贈し、同取り締まり活動に協力した。しかし、2年前にそのうち1隻が暴風で傷つき、国防部が修繕チームをガンビアに派遣したが、損傷が激しく、巡視艇として修繕してもコストに見合わないため訓練用にまわすことになった。中華民国ではそして、来年1月から2月に、新たに成功級巡視艇を3隻贈ることにした。
ガンビアのヤヤ・ジャメ大統領は招きに応じて、26日から30日まで中華民国を訪問中。29日には台湾南部を訪れ、陸海空三軍の持つ五つの学校（日本の防衛大学校に相当）の合同卒業式に出席、成功級巡視艇の目録代わりの模型を受け取ることになっている。