2024/05/01

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中小企業のためのAPECワークショップ、台北で開催

2012/07/02
経済部中小企業処は11日と12日、中小企業のためのAPECワークショップ・シンポジウムを開催する。(経済部中小企業処ニュースリリースより)

経済部中小企業処は11日から12日にかけ、台北市内のホテルで中小企業のための「物流の信頼性およびコスト効率性の向上」、「経営力の向上と国際的なサプライチェーンへの参入」をテーマとしたアジア太平洋経済協力会議(APEC)のワークショップとシンポジウムを開催する。企業の物流管理能力を高めるとともに、自然災害などの危機に対する中小企業の対応力を高めるのが狙い。エイサーグループの創業者である施振栄(スタン・シー)氏や、オーストラリアのイノベーション・産業・科学・研究省(DIISR)中小企業政策局のMichael Schwager局長、国家防災科学技術センターの陳亮全主任のほか、日本やニュージーランド、米国、オーストラリア、タイ、フィリピンから第一線で活躍する研究者が参加し、ともに交流する。

まず、11日開催の「APEC中小企業のための物流の信頼性およびコスト効率性の向上」ワークショップでは、台湾の中小企業の物流管理能力の向上を通じて、国際的なサプライチェーンへの参入を図り、アジア太平洋地域内の物流業者のロジスティックス・サービスの力を高めることを目指す。国内外から招いた産官学の専門家から、最適なモデルや管理計画を学ぶことで、中小企業が物流業務でのコスト管理の能力を高めることが期待される。

12日開催の「中小企業の国際的なサプライチェーンへの参入に向けた事業継続計画の促進」シンポジウムでは、中小企業の自然災害などの緊急事態に対応する力を高めるとともに、国際的なサプライチェーンへの参入を支援する。企業の事業継続計画づくりを支援し、中小企業の国際競争力向上を目指す。

なお、会期中、APEC 緊急事態の備え作業部会(EPWG: Emergency Preparedness Working Group)は、「APEC緊急事態の備え作業部会指導委員会」を、米商務省は「APECバイオ製薬産業の企業倫理自主基準草案」シンポジウムを開催、APECの一連のイベントが台北で開かれることとなる。

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