一部の報道によると、アメリカが現在、太平洋地域で行っている大規模な軍事演習に太平洋の国々はみな参加しているが、中華民国（台湾）と中国大陸だけが外れている。これに対し、外交部は12日、中華民国とアメリカは軍事交流と人員訓練、さらには戦略的対話のいずれにおいても緊密な関係にあり、対話ルートはスムーズだと強調した。
外交部北米司（局に相当）の令狐栄達司長は12日午前の説明会で、「わが方とアメリカとの軍事協力と交流は頻発かつ密接だが、アメリカ側は、多角的な行動に台湾を参与させることは時期尚早との考えから、我々に参加要請をしなかったのでは」と説明した。
また、国防部では、中華民国は環太平洋合同軍事演習に参加してはいないが、関連の情報は把握しているとした上で、中華民国が台湾海峡とアジア太平洋地域の安全と安定のために尽くしている努力は国際社会の期待に沿ったものだと強調、今後も各種のパイプを通じて関係各方面と安全保障の上での協力関係を築き、地域の安定と平和を共同で維持していくと述べた。