外交部は、中華民国（台湾）の国際民間航空機関（ICAO）へのオブザーバーとしての参加に向け2009年から取り組みを行っている。台湾は、世界保健機関（WHO）の年次総会（WHA）のオブーザーバー参加に10数年の時間をかけ、国際社会で台湾支持の流れを作ったことから、ICAO参加にも同様に国際社会の支持と助力を借りる必要があるとしている。
ICAOは国連の専門機関の一つで、世界の民間航空輸送の安全をつなぐことを目的に設立された。台湾は「航空輸送の安全に国境はなく、全世界の空の安全を守るためにすべての国が参加することができるようにすべきだ」と訴えている。
国際民間航空機関（ICAO）への参加を目指し、外交部は交通部民用航空局と共同でリーフレットと、荷物用ネームタグを作成した。リーフレットは中国語・英語の両面カラー印刷で、ネームタグには「ICAO for Aｌｌ」と記されている。リーフレットの内容は、ICAOは台湾も含むすべての国際社会のメンバーが参与し、世界の民間航空の安全と信頼、持続的な発展を確保すべきだと訴えている。