台湾と日本の企業の提携ルートを強化し、提携を加速するため、経済部は「2012年経済部台日産業提携訪問団」を組織。訪問団は蕭万長前副総統が訪問団の最高顧問を務めて26日に日本に向かう。訪問団の主要目的は、①「台日民間投資取決め」を実践し、台湾と日本の企業の相互投資を促進すること、②日本の全国的経済貿易団体を表敬訪問し、産業提携の強化に向けての戦略を検討すること、③潜在力のある提携対象を訪ね、新たな投資チャンスを探ること。
台湾と日本の企業による相互投資の促進部分では、NEC、富士通とクラウドサービスなどに関する領域における提携の可能性について交流を行う。また、日本の超党派議員連盟、日華議員懇談会、および日本の商工会議所と産業提携の強化について意見交換する。
訪問中には、台湾最大の工作機械メーカー、友嘉実業株式会社と、日本の著名な企業3社が合弁で「和井田友嘉精機株式会社」を創設する契約式も行われる。日本側は、超精密研削盤のメーカーである和井田製作所、超精密旋盤のメーカーであるシチズンマシナリーミヤノ、大手商社の丸紅。この合弁会社は、4社にとっての国際的な提携の中心と位置づけられている。