2024/05/02

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APECサミットが9月開催、ITA拡大とFTAAP推進呼び掛け

2012/08/27
27日午前のAPEC事前記者会見で説明する連戦元副総統(中央)。(外交部提供)

第20回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議など一連の会議(最終高級事務者会合、閣僚会議、首脳会議)が、9月2日から9日にかけ、ロシアのウラジオストクで開催される。今年の全体テーマは、「成長のための統合、繁栄のための革新(Integrate to Grow, Innovate to Prosper)」。中華民国(台湾)は、米国や日本などとともに、情報技術協定(ITA)の拡大と、APECメンバーによる経済統合の推進を呼び掛ける。

経済部によると、APECのメンバーエコノミーは、ITAを締結し、情報技術(IT)関連製品のゼロ関税を実施、現時点で地域経済統合に未参加の台湾も大きな恩恵を受けている。今年、米国や日本、欧州連合(EU)は引き続きITAの拡大を促進し、未加入のブルネイやチリ、パプアニューギニア、ロシアの4メンバーの加入を期待している。

さらに台湾は今回、米国や日本などに続きFTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)の構築を推進する。なお、APEC ビジネス諮問委員会(ABAC)からすでに、今回のAPEC首脳会議で、21のメンバーエコノミーのリーダーが引き続きFTAAPを推進するよう提言が出ている。

馬英九総統は27日午前、APECの一連の会議に参加する代表団と会見した。その後、代表団を率いる連戦元副総統が行政院で記者会見し、今回予定される会議内容について説明した。

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