2024/05/19

Taiwan Today

外交

馬総統、7日に彭佳嶼視察して平和を提唱へ

2012/09/06
彭佳嶼は台湾本島の東北に位置する。馬総統は7日、2008年の就任以来初めて視察することに。(中央気象局サイトより)

総統府の報道官は5日、馬英九総統は7日に釣魚台(日本名:魚釣島)に近い離島の彭佳嶼を視察、「東シナ海平和イニシアチブ」の推進計画について談話を発表すると明らかにした。視察には関連省庁の首長が随行する他、立法院における関連の委員会に所属する与野党の立法委員(国会議員に相当)と報道関係者も招く。

また、馬総統は5日、「行政院海岸巡防署の職責は、我が国の漁業者の安全と漁業の権益を守ることであり、釣魚台海域での漁業護衛行動は数年に一度ではなく、毎年、毎月、漁の季節には毎日行わねばならない」と述べた。馬総統は、海岸巡防署は2008年以来、日本の公務船舶と十度にわたって対峙した記録があり、釣魚台の主権に対する政府の立場がきわめて固いことがわかるとしている。

馬総統はさらに、釣魚台海域は宜蘭、基隆、新北市など、台湾本島の東北角の漁業者が100年来漁をしてきた漁場で、漁以外にも、その地勢から漁業者に強風や大波から避難する場所を提供してきたと指摘、このため古くからの書物にも多く記載があると説明した。そして、歴史的にも、地理的位置から見ても、釣魚台は数百年来、我が国の漁業者の伝統的な漁場であるとの見方を示した。

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