台湾とオーストラリアの間のエネルギー・鉱物分野での協力について話し合う「台豪連携エネルギー・鉱物貿易投資協力審議会（Taiwan/Australia Joint Energy and Minerals Trade, Investment and Cooperation Consultations）」が4日と5日の両日、高雄市で行われた。今回は双方の産官学から計90人の代表が出席、過去最大規模となった。また、「台豪エネルギー・鉱物分野協力覚書」の枠組みのもと、工業技術研究院が豪ニューキャッスル大学との間で「スマートグリッド技術協力覚書」を交わした。
この会議は、台湾とオーストラリアの双方で確立した、エネルギーと鉱物の分野に関する政府部門による定期的な話し合いのメカニズム。この分野に関連し、オーストラリア政府は、台湾にとってアジア太平洋地域での重要なパートナーとなることができるとの期待を示している。エネルギー効率に関連し、オーストラリアはスマートグリッドとエネルギー効率化機会計画を通じ、官民のネットワークを構築するとの方針を示した。一方、台湾は工業エネルギー調査計画を通じ、工業メーカーと政府とをつなぐルートの確立を目指す。
今回の討議は、最新のエネルギー政策動向や、従来型エネルギーと鉱物の需給バランスの概況、クリーンエネルギーの検討、エネルギー効率、生産能力とインフラに関する投資といった内容について行われた。