2024/05/05

Taiwan Today

外交

馬総統、彭佳嶼初視察で平和談話発表へ

2012/09/07
馬英九総統は7日、総統就任以来初めて、釣魚台に近い離島の彭佳嶼を視察する。写真は同島の灯台。(中央社)

馬英九総統は7日、基隆港の北方56キロにあり、釣魚台(日本名:魚釣島)に近い離島の彭佳嶼を視察して談話を発表、「東シナ海平和イニシアチブ」を重ねて提唱すると共に、その推進計画を説明する。馬英九総統が彭佳嶼を訪れるのは、2008年の総統就任以来初めて。

馬総統は彭佳嶼で、「東シナ海平和イニシアチブ」に関する今後の推進計画について談話を発表すると共に、関係各方面が争いを棚上げし、資源の共同開発に向けて実行可能な方法を探るよう呼びかける。

同島で馬総統は、機動巡邏ステーション、気象観測ステーション、100年の歴史を持ち、古跡となっている灯台を視察する予定。さらには行政院海岸巡防署勤務指揮センター、東沙指揮部、南沙指揮部とテレビ会議の方式で連絡を取り合うことにしている。

なお、海岸巡防署では6日、主権の維持と漁業権の保護を確実なものとするため、南シナ海と東シナ海における中華民国(台湾)固有の領域の主権と権利を対象に、「海上巡視編成強化方案」に基づいて大型巡視救難船、遠洋巡視護衛船、巡視救難艇を複数建造する方針を明らかにした。2017年までに、これらの船舶を整備するという。

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