国際合作発展基金会(ICDF、日本の国際協力機構=JICAに相当)と、中華経済研究院(台湾WTOセンター)は25日、台北市で国際シンポジウム「2012国際開発協力の動向と台湾の経験」を開催する。シンポジウムでは、「国際支援の動向と国連ミレニアム開発目標(MDGs)」、「台湾の対外援助のこれまでの経験と内容」、「発展的な対外パートナーシップの構築」の3大テーマに分け討論が行われる。
ICDFは、公衆衛生分野の国際協力を進め、ガンビアがミレニアム開発目標の「幼児死亡率の引き下げ」と「妊産婦の健康状態の改善」を達成するのを支援するため、ガンビアの衛生当局と協力し、「妊産婦の健康状態の改善計画」を実施する。
このほかICDFは、妊産婦に対する定期訪問・見守り事業のカバー率向上、衛生ステーションなどのハードの整備、妊産婦へのサービスの質改善といった取り組みを支援し、妊産婦と新生児の死亡率引き下げを目指す。ICDFは9月末からプロジェクトマネージャーをガンビアに派遣し常駐させ、計画の実施に当たる。