2024/05/07

Taiwan Today

外交

「リセッションの影響も対外援助の手は緩めず」、馬総統

2012/09/26
馬英九総統(右)は25日、国際シンポジウムで、台湾も世界の景気後退の影響を受けているとしながらも、対外援助の手は緩めない姿勢を強調した。(中央社)

馬英九総統は、財団法人国際合作発展基金会(ICDF、日本の国際協力機構JICAに相当)が25日に行った「2012年国際開発協力のトレンド及び台湾の経験」国際シンポジウムに出席し、中華民国(台湾)は実務的な態度で、発展途上国を支援していく決意を示し、約束を果たしていくと強調した。馬総統は、中華民国もリセッションの影響を受けてはいるが、友好国への支援の手は緩めないと述べ、国連メンバーではないものの、国連の「ミレニアム開発目標」に向けてまい進する姿勢を示した。

馬総統は、かつて国際社会による援助を受けた経験を持つ中華民国は、国の発展に対する外国からの援助の重要性を深く理解しているとし、今では対外援助計画に全力で取り組み、多くの友好国に対して、農業技術支援、職業訓練、医療援助、ハイテク領域での協力など、各種の実質的な援助を行っていると述べた。

馬総統は例として、ハイチでの地震被害、日本の東日本大震災などで行った援助を挙げると共に、アフリカのブルキナファソでは、電力不足のため街灯を利用して勉強しなければならなかった子供たちに台湾が協力、充電可能なLEDスタンドを贈ったことで、子供たちは夜、勉強に専念できるようになり成績も良くなったと説明、この支援プロジェクトを太平洋島嶼国へも拡大していく意向を示した。

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