オーストラリアのマーク・ファーナー上院議員は現地時間29日、オーストラリア上院本会議延会討論で、馬英九総統が提唱した「東シナ海平和イニシアチブ」を支持すると発言、これが東アジアの平和と安定の保護につながることへの期待を示した。
ファーナー上院議員は、「昨今、釣魚台列島（日本名・尖閣諸島）の領有権をめぐって、各国が自分の意見を主張している。中華民国政府も主権を守ると確固とした態度を示しているが、解決の道の模索に努力するとし、そのために馬総統は『東シナ海平和イニシアチブ』を提唱し、争議を棚上げし、平和的で互恵的な方法で、ともに東シナ海の資源の調査と活用を促進しようと呼び掛けているのである」という内容の意見を述べた。
ファーナー上院議員はこれまで、オーストラリア労働組合評議会（ACTU）クイーンズランド州総支部の副総支部長を務め、上院議員となってからは、上下院の外交・防衛・貿易合同委員会の委員を務めている。