2024/05/04

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「日本は従軍慰安婦の歴史に勇敢に向き合うべき」馬総統

2012/12/10
馬英九総統(中央)は、旧日本軍の従軍慰安婦問題について、日本に対し勇気を持って歴史の真相に向き合うよう呼び掛けた。(中央社)

馬英九総統は9日、「婦女救援社会福利事業基金会」開催の「第11回日本軍従軍慰安婦問題アジア結束会議」開幕式に出席した。馬総統は、「歴史の過ちを許すことはできるが忘れてはならない。教訓として心に刻むことでこそ、悔恨すべき歴史が繰り返されるのを防ぐことができる」と強調、日本に向け「勇気を持って歴史の真相に向き合い、正式に謝罪するとともに、合理的な補償を行い、被害者であるすべての高齢女性たちのため公正な処遇を実現すべきである」と呼び掛けた。

馬総統は、「国連の人権委員会は調査完了後の1995年、従軍慰安婦を『軍事的性奴隷』と位置付け、旧日本軍の人道に反する犯罪行為を正式に確認した。しかし、日本政府はこれまで、率直に歴史に直面し、間違いを認めることをせず、この史実の存在を否定または証拠が不足すると主張する政治家さえ存在する」と述べた。

さらに、馬総統は、政府はこれら被害者女性たちの生活をできる限り支援し、今後も史料の保存を手助けし、日本に被害者女性たちへの賠償を求めていく決心を貫くと述べた。

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