馬英九総統は11日、カナダ駐台北貿易事務所（The Canadian Trade Office in Taipei＝CTOT、カナダ大使館に相当）のキャスリーン・マッケイ新代表（大使に相当）と会見した。会見の中で馬総統は、中華民国（台湾）の環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）加入を支持するようカナダに期待すると述べた。
馬総統は、中華民国とカナダの通商関係は近年一貫して進展を続けていると指摘、中華民国はカナダにとって12番目、アジアでは4番目の貿易パートナーであり、昨年の2国間の貿易総額は約46億米ドルだったと述べた。また、2国間においては、現在、二重課税回避協定（ADTA）の締結に向けた交渉が進み、今後は投資保護協定（FIPA）や自由貿易協定（FTA）の締結も期待したいとの意向を示した。