2024/05/05

Taiwan Today

外交

「中華民国のICAO未加入は航空安全に不利」馬総統

2012/12/14
国交樹立国の国連大使らと握手する馬英九総統(右)。(総統府ニュースリリースより)

馬英九総統は13日、国交樹立国の4カ国の国連大使による訪問団と会見した。馬総統は会見の中で、台湾は航空の安全に関する情報と支援を年間150万回以上提供しており、国連の専門機関、国際民間航空機関(ICAO)に参加することができなければ、国際的な民間航空の安全には不利益だと述べた。その上で馬総統は、ICAOや国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)といった組織の活動に、中華民国(台湾)が参与することに対する支持を期待すると述べた。

馬総統はまた、ICAOが1944年の国際民間航空条約(シカゴ条約)締結の後に設立され、中華民国は発足時のメンバーだったが、国連代表権を失ったために組織での地位も失ったと説明。しかしながら、台湾の上空には現在、国際航路14路線が就航し、年間延べ100万機以上の航空機が飛行している。このような情況の下、航空の安全に関する情報と協力を年間150万回以上提供しており、もしICAOに中華民国が参加しなければ、世界の民間航空の安全には不利益だと表明した。

さらに、馬総統は、米国議会や欧州議会もすべて台湾の参加を支持しており、先ごろ交代した中国共産党の胡錦濤前総書記も先ごろ、中国大陸もこれに関し台湾が適切な方法でICAOの関連活動に参与できるよう真剣に検討すると述べたと指摘した。

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