林永楽外交部長（外務大臣）は24日、立法院外交及び国防委員会で、台日漁業交渉に向けて、来年初めにも2度目の予備会合が開かれるとの見通しを示し、海上での操業範囲画定の面で進展があることに期待した。
第17回台日漁業交渉に向けた1度目の予備会合は11月30日に日本の東京で開かれた。林外交部長は、1度目の予備会合で双方は主権の議題に対してそれぞれが立場を説明しており、2度目の会合は来年1月か2月に行われる見通しだと述べた。林外交部長は、日本側は善意を示しているとし、政府はあらかじめ全ての可能性を想定した上で、操業範囲の面でいくらかの合意に達し、柔軟性をもって対処できることを希望すると述べた。
台湾、日本、中国大陸間の釣魚台列島（日本名:尖閣諸島）をめぐる争いについて、立法院外交及び国防委員会に出席した国家安全局の蔡得勝局長は、三方には「緊張が高まることは三方いずれにとっても不利」との共通認識があるとして、将来的には対話を深めていくことになるとの見方を示した。