2024/04/28

Taiwan Today

外交

ニュージーランドの専門家、東シナ海平和イニシアチブを評価

2013/01/24
ニュージーランド・オークランド大学のホードリー准教授は、馬英九総統の東シナ海平和イニシアチブを高く評価する文章を発表した。写真は日本のNHKのインタビューに対して、東シナ海イニシアチブの意義を説明する馬総統。昨年8月21日放送。(中央社ニュースサイトより)

ニュージーランドのオークランド大学政治学科准教授のスティーブン・ホードリー博士は学術誌に先ごろ寄稿した文章で、台湾が挙げた民主主義や繁栄、人権、環境保護、地域の平和、ソフトパワーによる外交といったさまざまな面での成果を高く評価した。さらに、馬英九総統の東シナ海平和イニシアチブは、米国のヒラリー・クリントン国務長官や、レオン・パネッタ国防長官の提言と一致するものであり、国際社会で好ましい反響を得ていると指摘した。

ホードリー博士は文章の中で、東シナ海周辺の各方面による最近の釣魚台列島(日本名・尖閣諸島)をめぐるもめ事について触れ、釣魚台の主権の帰属に関し、中華民国と中国大陸の主張は似通ってはいるが、権利を主張するに当たり「北京側が一方的に釣魚台の完全なる主権を主張し、同海域に軍艦を派遣するといったやり方を採っているのに対し、馬総統は外交による多角的な意思疎通を呼び掛けるとともに、この海域の資源の共同開発を強調している」として、双方の手法に大きな違いがあることを指摘した。

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