2024/05/04

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第7回台米TIFA会議開催、具体的な成果多数

2013/03/11
米国との第7回台米「貿易投資枠組み協定(TIFA)」会議が10日、台北市内で開催され、経済部の卓士昭次長(右)と、米通商代表部(USTR)のデメトリオス・マランティス次席代表(左)が話し合いを行った。(中央社)

米国との第7回台米「貿易投資枠組み協定(TIFA)」会議が10日、台北市内で開催された。経済部の卓士昭次長(経済産業省事務次官に相当)と、米通商代表部(USTR)のデメトリオス・マランティス次席代表が話し合いを行った。双方は会議での合意事項に基づき、国際投資共同原則と、情報通信技術サービス貿易共同原則に関する2つの声明、およびTIFAの枠組みのもと、投資作業チームと貿易の技術的障壁(TBT)作業チームの2つの協調メカニズムを整備することを発表した。また双方は、アジア太平洋経済協力(APEC)と世界貿易機関(WTO)での協力のほか、情報技術協定(ITA)の拡大交渉や、国際サービス協定(ISA)の交渉で協力することで合意した。

馬英九総統は同日、マランティス次席代表と会見し、中華民国(台湾)は、地域経済統合メカニズムの参与を望んでおり、今後も条件整備に取り組み、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」と「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」への加入も望んでいるとの方針を示した。

TIFAは台湾と米国が貿易経済面での議題を話し合うため1994年に構築した重要なプラットフォームで、2007年7月に米ワシントンで開催した第6回会議を最後に中断していた。昨年7月、立法院(国会)が「食品衛生管理法改正案を可決したことを受け、政府が9月に牛肉におけるラクトパミンの最大残留基準(MRL)を定めた。これにより双方はTIFA交渉の再開を決定した。

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