欧州議会は14日、全会一致で「欧州連合(EU)―中国大陸関係報告書(Report on EU-China Relations)」を採択した。中華民国に言及した内容では、台湾海峡両岸関係の前向きな発展を評価し、中華民国の国際組織への有意義な参与に賛同するとともに、馬英九総統が提唱する「東シナ海平和イニシアチブ」に共鳴するとした。中華民国政府はこれに対し、欧州議会が再びわが国に示した善意と支持に感謝すると表明した。
外交部は、「今回の報告では特に、中華民国が提示した、天然資源を共同開発するといった内容の、東シナ海問題に関するイニシアチブに言及した。これは2012年、欧州議会の複数の議員が個別に『東シナ海平和イニシアチブ』を支持するとの声明を発表したことに続くもので、欧州議会としては初めて正式な報告書で同イニシアチブを評価した」と指摘した。