米国の上下院議員が14日、上下院で同時に中華民国がオブザーバーの立場で国連の専門機関、「国際民間航空機関（ICAO）」に参与することを支持する法案を提出した。外交部はこれに対し、感謝の意を表明した。
同法案は、米国の連邦議会が初めて、中華民国がICAOに参与することに関して提出した、拘束力のあるもの。主な内容は、「米国務長官が3年に1度開催されるICAO総会に提出する計画で、台湾がICAO総会と関連会議におけるオブザーバーの地位を得ることを支持する」、「米国の駐ICAO代表団に前記の計画を執行するよう命令し、積極的にICAO会員国にこれを支持するよう促す」となっている。また、米国務長官は、同案の進展と計画について定期的に議会に報告することとなっている。
米国の上下院は先の第112議会において、それぞれ中華民国がオブザーバーの地位でICAOに参与することを支持する第17号共同決議案を決議している。今回の法案を提出したのは、上院の外交委員長、ロバート・メネンデス上院議員（民主党所属、ニュージャージー州選出）、同軍事委員会の筆頭理事、ジェームズ・インホフ上院議員（共和党所属、オクラホマ州選出）、下院の外交委員長、エド・ロイス下院議員（共和党、カリフォルニア州州選出）、同委員会筆頭理事、エリオット・イングル下院議員（民主党、ニューヨーク州選出）。