外交部は21日、今年9月に開催される国際民間航空機関（ICAO）の総会について、交通部民用航空局と協力して、国際社会が中華民国（台湾）の参加を支持する環境づくりに努めていると明らかにした。
外交部では、台湾のICAO参与計画に対する中国大陸側の態度は計画の進展への重要な要素の一つだとし、国際的な活動への参与を強く願う台湾の人々の気持ちを理解するよう中国大陸側に呼びかけると共に、台湾と中国大陸が国際社会において前向きに影響し合い、台湾海峡両岸関係の発展に貢献できることに期待した。
国際組織参与における今後の目標について外交部は、ICAO参与の推進の他、世界保健総会（WHA：世界保健機関WHOの年次総会）へオブザーバー参加している「WHAモデル」をWHOのその他の会議や活動に拡大することにも引き続き取り組むと説明した。また、アジア太平洋経済協力（APEC）の場で環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）に関する情報収集を行うと共に、TPP参加に向けての台湾の努力と決意をAPECのメンバーに説明していく。
外交部ではさらに、人道支援や捜査協力、マネーロンダリング防止など、国連体系以外の国際組織への参与にも努力していくとしている。