2024/05/02

Taiwan Today

外交

海巡署と国防部、南方海域での漁船の護衛に艦隊派遣

2013/05/13
中華民国の行政院海岸巡防署、国防部、海軍は巡視艇やフリゲート艦、ヘリコプターなどで南方の海域での台湾漁船を守る。(中央社)

中華民国(台湾)の漁船がフィリピンの公船に銃撃された事件を受け、行政院は12日、行政院海岸巡防署(海巡署)が同日正午に巡視艇「台南艦」を増派、「台南艦」は台湾南部の高雄港を出発し、南方の海域に向かったと明らかにした。「台南艦」は同署の巡視艇「福星艦」、「巡護一号」と合流し、漁船の操業を四日間にわたって護衛する。また、国防部では3600トン級のフリゲート艦、「康定艦」とS70-Cヘリコプターを派遣、南方海域における海巡署の護衛活動に協力する。さらに、海軍も偵察と巡視の範囲拡大、巡視頻度の増加などで、海巡署による漁船の護衛活動を全面的にサポートしている。

一方、馬英九総統は11日、台湾中部の台中商港43号埠頭で、「海安七号演習及び海洋文化活動」を視察した際、法律の執行ではいかなる国も必要な程度を超えてはならないと指摘した。そして、フィリピンの公船が全く非武装の漁船に向けて発砲したことについて、「国連海洋法条約に絶対に違反する行為で、人道的な精神にも背く。非常に粗暴で冷酷な行為だ」と述べた。

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